でむぱ氏 作品まとめ
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*でむぱ氏 作品まとめ
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Thread10-464 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/06 18:59 ID...
Thread10-465 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/06 19:02 ID...
Thread10-466 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/06 19:04 ID...
Thread10-467 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/06 19:05 ID...
Thread10-472 名前:(○口○*)さん[sage] 投稿日:04/11/06 2...
Thread10-474 名前:(○口○*)さん[sage] 投稿日:04/11/07 0...
Thread10-475 名前:(○口○*)さん[sage] 投稿日:04/11/07 0...
Thread10-476 名前:(○口○*)さん[sage] 投稿日:04/11/07 0...
Thread10-480 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/07 06:31 ID...
Thread10-481 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/07 06:33 ID...
Thread10-482 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/07 06:36 ID...
Thread10-483 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/07 06:38 ID...
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***第1話
ここはプロンテラの南に広がる草原地帯。城下町の南門から...
ある地域に一人手に持ったナイフを振る一人のノビがいました。~
まだ冒険者になろうとノービスになって数日。彼女はアコライ...
一人黙々と経験値を積んでいました。~
「ふぅ・・やっとlvがあがったよぅ・・・」
「やっぱ力とか体力つけないとなかなか思うように敵をたおせ...
「それにやたらラブリーなモンスターばかりだから倒しずらい...
「でもがんばろう!立派な聖職者になってたくさんの人達を癒...
とひとしきり自分に気合を入れるもポリンにすらやられそうな...
わけも無く、休み休み一人で狩りをしていました。~
「あぁ・・やられちゃったー・・・・」~
ポリンから思わぬ一撃をもらってしまった彼女はそのばにへた...
俗にいうとナムってしまった。~
「ウウ・・・めげずにがんばろう・・何のためにここまできたん...
自分にいいきかせながらしばらくそのまま横になっている・・~
まわりには自分と同じようなノービス達がちらほら・・・~
複数でlvをあげてる人達や、高lvな人が面倒をみていたり...
「いいなぁ・・・・」~
ふと呟くと・・自分の頭から声がしました。~
「なむ〜」~
ふと見上げるとそこにはカートを引いた商人が立っていました~
「あ・・ナムありがとう・・・」~
「起き上がるかい?」~
といって彼はかばんの中からはっぱを取り出しました。「イグド...
瀕死の状態から復活させることのできる葉。本来そういった状...
がいないと無理なのだがこの葉っぱは誰にでも簡易的に使用で...
市場には多く出回っているというものやはり高価なものには違...
代物ではない。~
「あ、いや・・いいです。まだ私ノービスだし・・・」~
「それに弱いからまたやられちゃいますよ・・・」~
というのも聞かずに彼は彼女に葉をつかう・・・・~
「いいのいいの!」~
「俺もさ使って見たかったんだ。初物だったしね」~
と彼は言う~
「そんな!なおさらじゃないですか!こんな私にわざわざ高価...
「それにお礼できるほどゼニーもってないのに・・・・」~
彼女は申し訳なさそうにうつむく・・・~
「だからいいっていってるのにw」~
「それにアイテムは使ってこそなんぼでしょう。」~
「俺が君に対して使いたかったから・・それでいいの!」~
そういうとその商人は彼女の手を引いて木陰までつれてく。~
(・・・・新手のナンパかな?・・・・・だったらやだなぁ・...
(でも見たところ怪しい人でもなさそうだけど・・・・こうい...
(ちょっととまどっちゃうよ・・・・・)~
「ふぅ・・ここら辺でいいかな?」~
「見たところ・・魔法職になりたいような感じだけど何になる...
「その・・アコラというと彼はその場に座りおもむろにカート...
イトになりたくて・・・」~
「そうか〜・・・いい職業だしね〜まぁ初めのうちは辛いけど...
と言い手に持った人参を彼女に差し出す」~
「あの・・これは?」~
「あぁ・・人参だよ?」~
「いや・・見れば解りますけど・・・」~
「それを食べながらがんばれってことさw」~
「そんな・・こんなに・・・」~
「いいのいいの・・・それとほら・・・これも使えばいいさ」~
くたびれたブレードを彼女に持たせる~
「ちょっとボロいけどいまのナイフよりかは少しはマシだと思...
半ば強引に手わたされた人参と武器にすこし戸惑いながら彼女...
「ありがとう・・・言葉でしかお礼できないけど・・・ありが...
「だからいいのにw」~
「でも・・・あったばっかりの私になんでこんな親切に?・・...
彼女はすごくうれしかったが、心の中ではなにか見返りを期待...
素直に心から喜べない・・・~
「あぁ・・・そうかぁ・・・確かに怪しいとおもわれちゃうよ...
彼は遠くをみながら彼女に言う~
「実はさ・・・俺が君と同じノービスだった時にさ。同じよう...
「その人がさこう言ったんだよ」~
「お礼はいらないよ・・もしお礼がしたいのであれば私にじゃ...
同じことをしてください・・・ってね」
「今がまさにそれさw」~
「すごくかっこよかったなぁ」~
「だからさ・・君にってね・・・・」~
「おっと誰にでもってわけじゃないよ?・・・ただ一人ナイフ...
「なんだか放っておけなくってさ・・・」~
彼はテレながら頭をかきここで露店でもだすのか?せっせとカ...
「いい人ですねw・・・・・」~
彼女は微笑む~
「え・・?・・・」~
「あなたも・・その人もですよw・・・」~
「そ・・そうか!?・・ははは・・・・」~
彼女は外の世界に単身身をだしてから初めての人のぬくもりが...
ました。~
「やっぱり出てきてよかった・・・・」~
そう呟くと彼女はおもむろに立ち上がる・・・・~
「お?」~
「色々とありがとう御座いました!」~
「ならよかったw」~
「あと俺もまだlv低いからここら辺によく露店出したり収集...
「俺の名前は 製造 って言うんだ。気軽に声かけてくれよw」~
「わかりやすいだろw」~
「あはは。わっかりましたぁw」~
と言うと彼女は貸してくれた剣を片手に元気良く走っていくの...
陽気をのせた風が彼の髪をなでる・・・・~
彼からもらった一本の剣がその後の彼女の運命を左右すること...
セイゾウ「ちぇ・・あの子名前ききそびれちゃったな・・・・」~
~
~
~
***第2話
翌日から彼女は商人から貰った剣をぶら下げて昨日の場所に...
腰に下げた剣は心地よい重量感と、鞘から抜いたときに発する...
ナイフといった短剣にはないリーチのながさ・・・・どれもが...
そしてなにより自分の中で変わっていたものがありました。~
―敵を倒したときの高揚感―
今までは持っていたナイフで斬るまでとはいかず突付いて敵を...
今は違う―~
重量があるためちゃんと柄をギュッっとにぎり。両足で大地を蹴...
そして剣の重みにまかせて目の前のモンスターめがけて振り下...
―ザシッ~
一振りでポリンが弾ける・・・~
「ふぅ・・・すごい・・・・」~
(なんだろう・・・すごく・・気持ちがいい・・・)~
昨日までは感じなかった彼女の中の別の何かが呼び覚まされた...
(次はもっと速く剣をふってみよう・・・・次はもっと力を込...
―その日は日が暮れるまで彼女は敵を倒し剣を振ることに没頭す...
私が初めて剣士子つくった時のこと思い出しながら書きました。~
剣士子とか騎士子が大好きで。ここの板みたときはすごく感動...
―次の日―~
予想通りというかわかっていたというか彼女は酷い筋肉痛に襲...
昨日とはうってかわってぶら下げた剣をずるずると引きずりな...
足取りおもく後にする。~
「うぅ・・・フトモモが痛い・・・二の腕が痛い・・・・」~
「昨日は帰ってからあちこちが痛み出してねむれなかったよ・...
「もっと逞しくならなきゃ・・・」~
ボーっとうつろな目をしながら街をうろつく・・・~
プロンテラ城下町―~
王国最大の首都。多くの人達が生活する活気に満ちた街である~
通路に並ぶ露店の数々・・・日用雑貨から滅多に手に入らない...
「ここは南十字大露店街。この国の流通と情報の中心地全ての...
を基準にされている―・・・・・か」~
彼女が手にしているのは「月刊転職マガジン○月号」~
「フムフム・・・・」~
彼女は本屋に陳列されているその本を手にとってしばらく立ち...
本屋の店主が咳払いをしながらこちらへ視線をなげているのに...
あわてて本を元にもどして店をでる・・・・~
「うう・・もうちょっと読みたかったな・・・・・」~
背中の鞄からお財布を取り出して中身の確認。~
「今日の人参代と宿屋代か・・・・・」~
「きょうは筋肉痛で体中痛いし・・・うう・・まともに稼げるのか...
街の活気とは裏腹に彼女はうつむいたまま城下町をでていつも...
歩きながら彼女はふと思いました。~
(このままアコライトに転職しちゃったら・・・もう剣は振れ...
いい加減筋肉痛がピークにたっした彼女は木陰にちょこんとす...
ポリンからでたリンゴをかじりながら自分と同じノービス達の...
「今気がついたんだけど・・・私一人なんだよなぁ・・・」~
そう呟くと、急にさびしくなり涙がでそうになった・・・~
彼女はうつむくがそれにこらえきれなくなってしまう。~
―・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・―~
「はっ・・・・」~
彼女はふと目を覚ます・・・・~
どうやらうつむきながらついつい寝ていたらしい。~
「やぁ目が覚めたかい?」~
「いやぁ〜寝ていたみたいだから起こすのも悪いかと思ってね」~
隣にいたのはこの間の商人のセイゾウ~
「あ・・・」~
少し驚いた表情を浮かべる彼女をみながら彼はタオルを差し出す~
「そこの水場で顔でも洗ってきなよ・・・・」~
「目が赤いけど寝不足かな?・・・」~
はっ!と彼女は気づき目の周りをごしごしこすり手渡されたタ...
いく。~
「あぁ・・変な顔みられちゃったな・・・・・」~
恥ずかしさでその後も彼女は彼に一言ありがとうと言うだけで...
彼のほうも何かあったのだろうと思いそれ以上触れてはこなっ...
「調子はどうだい?もうそろそろ転職できそうかい?」~
沈黙を終わらすように彼が話しかけてくる。~
「うん・・・もうちょっとですね・・・・ただ・・・」~
「ただ?」
「もらった剣を振っているうちになんだか・・・解らなくなっ...
「わからなくなった?」~
彼は何か意味ありげな彼女の言葉に首をかしげる・・~
「何かあったのかい?」~
その問いに答えることなく彼女は立ち上がり~
剣を構える・・・・~
「みてて下さいね」~
そう言うと彼女は目の前にいたポリンめがけて剣を振り下ろす~
「おお・・・けっこういい振りしてるんだねぇ」~
「型は自己流なのかい?妙に様になってたけど・・・・」~
彼女は振り向きながら彼に言います。表情はあまりよくなく複...
今でも泣き出しそうな表情。~
「私は・・・ホントはアコライトになりたいんです!」~
「なりたくて・・・家を飛び出したんです・・・」~
セイゾウは彼女の飛び出してきたという言葉に反応し少し驚く~
「君の両親は何をされてるんだい?」~
「・・・・・・・・・・・・・父が騎士です」~
「母はプリーストでしたが・・・・もう居ません・・・・」~
彼女はそのままうずくまる・・・・・~
「すまない・・・」~
彼もまずいことを聞いてしまったと思いながらなんとかフォロ...
なかなかうまくいかずただ沈黙の時間がつづいていくのであり...
***第3話
しばらくうつむいたままの彼女をこまった表情でみているセ...
どのくらい時間がたったのだろうか・・・彼女は一向に顔を上...
(まさか・・また寝てるんじゃ?・・・・)~
とおもった瞬間―~
彼女が顔をあげる~
「なんで・・商人になったんですか?」~
半分心が読まれたか?とタイミングのよさにドキリとするも彼女の思...
みるとなにかに酷く悩んでるいるのがわかる。~
「そりゃ・・なりたかったからだよ・・・」~
「それに・・・なにより大きいのは自分の作った武器を自分の...
もらいたいからさ」~
「それにウチの親父も鍛冶屋でね・・・全然売れない鍛冶屋だ...
「売れなかったけど・・・・剣を作るときの親父はカッコよく...
「あぁ、本当にやりたいことってコレなんだろうなぁって思っ...
立派な鍛冶屋になろう!ってきめたんだ」~
「ほんとは初めはマジシャンになりたかったんだけどね」~
「いまじゃならなくてよかったとおもってるくらいさ・・・」~
彼女はそれからずっとセイゾウの長い商人への転職のなれそめ...
自然と彼女から不安の表情が薄らぐ―~
それを察したのかセイゾウは話を切り返す。~
「要は、自分がなりたい職業になればいいのさ」~
「今の君は何がしたいんだい?」~
彼女は一瞬表情を曇らせる。おそらく悩んでいたのは転職のこ...
彼女の確信にせまる質問をする。~
「わ・・私は・・・・・剣を振りたい・・・もっと速く・・も...
「ずっと母さんみたいなプリーストになりたいと思ってた・・...
「父はすごく厳しくって・・・いつも私に自分の理想を押し付...
「それがすごく嫌で、母が居なくなってからもずっと・・・・...
「だから家を飛び出してきたんです・・・・」~
「なるほどね・・・・それでアコライトをというわけか。」~
「でも!ちがうんです!」~
いつの間にか彼女はセイゾウの目の前にまではってきていた・・・~
そして泣き出しそうに訴えかける。~
「頭では、なりたくないって思ってるのに・・・・」~
「剣を振るたびに・・・敵を倒すたびに・・・・体が反応しち...
「次はこうしてみようとか、もっと速く振るにはとか・・・」~
「無意識のうちに考えちゃうんです!」~
「どうしたらいいんですかぁ!」~
彼女はとうとうその場で泣き崩れてしまう・・・・~
無理もないだろう、騎士になるのが嫌で家を飛び出してきたの...
剣を振るうち、騎士の家系である父の血を色濃く受け継いでし...
正直に反応してしまう。頭ではわかっていても体が反応してし...
「ごめん・・。俺があの時剣なんて渡さなければ君はこんなに...
なかったかもしれない。」~
―そっと彼女の頭に手を添える~
セイゾウは自分の好意でやったことがこんなにも他人を悩ませ...
みなかった。まさしく小さな親切おおきなお世話とったかんじ...
(俺のせいか・・・)~
と思った瞬間彼女は顔あげて詰め寄る~
「あなたのせいですからね!わたしがこんなんになってしまっ...
またまた心を読まれたかのごとく超反応の発言にビビリながら彼...
その表情からはさっきまでの暗い表情はなく。むしろ吹っきれ...
「俺は・・ど・・どうすればいいかな?・・・・」~
汗ダクダクのセイゾウにさらに詰め寄って彼女は答える~
「あなたが作った剣を一番初めに私にくださいね!無償で!!」~
「しかも超強いやつですからね!!」~
彼女の瞳のなかの自分が見えるぐらいまでの至近距離まで顔が...
セイゾウも女の子の顔が自分の目の前までにくることははじめ...
なぜか鼻息が荒くなる自分が恥ずかしいと思いつつも彼女の髪...
香る石けんのにおいをさらに鼻息を荒くしてかぎ分けていた自...
といった感じだった。~
「おkおk!了解!・・・わかったよ・・・・」~
「だから、あまり顔近づけさせないようにね。俺の鼻息がかか...
と彼女を自分から引き離す。自分でも何を言っているかサパリ...
「剣をってことは・・・騎士を目指すのかい?」~
荒ぶる鼻息をおさえセイゾウは切りだす。~
スッっと彼女は立ち上がる~
視線の先には遥か向こうにある都。「イズルード」~
「騎士っていっても色々あると思いますからね。」~
「私は、父とは違ったまた別の騎士になります」~
「父親と同じ職業でギャフンと言わせてやるんだから!」~
理由はなんにせよ彼女がたちなおってくれたのは嬉しいことだ~
セイゾウは彼女が騎士になったすがたを妄想しながらこたえる...
「イイ騎士になるよ・・・きみは・・」~
そういうとセイゾウはカートから読みかけの雑誌を彼女に手渡...
―月刊転職マガジン○月号―~
「これに剣士への転職手順とか乗ってるからさ後で読んでおけ...
「今度イズルードまでの道案内するから、明日は足りない経験値...
というと彼女は得意げにセイゾウにいい返す。~
「今日中に経験値つんじゃうから行くのは明日にしましょう!」~
彼女は自然と痛みが取れていた自分の体に何にも違和感を感じ...
ブンブン剣を振り回します。この時から剣士系特有の能力である...
備わっていたことに気がつくのはまだ先のことでした。~
「あ、そういえば!」~
「君の名前・・・・・まだ聞いてなかったよね?」~
「なんていうの?」~
突然思い出したセイゾウは彼女に聞く。~
「あれ?・・・まだでしたっけ?・・・アハハ・・」~
モジモジといいづらそうにする仕草が妙にかわいかった~
「その・・s子です・・・・」~
その声は小さくて聞きとれない・・・・~
「ん?聞こえないよ?」~
「ほら、今後の連絡のためもあるとおもうしいちを聞いておき...
そういうと彼女は一呼吸してセイゾウに答えます。~
「騎士子です!!」~
「どお?わかりやすいでしょう!!」~
顔を真っ赤にしながら答える~
「素敵な名前だね。」~
やっぱり君の両親はこうなることをはじめからわかってたんじ...
と心の中でつぶやきながら彼女を見る。~
俺のセリフパクられた・・・・~
程なくして彼女は剣士に転職いたしました。~
徹夜してつくったりしてしまいました・・・・~
―完ー~
~
~
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終了行:
*でむぱ氏 作品まとめ
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Thread10-464 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/06 18:59 ID...
Thread10-465 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/06 19:02 ID...
Thread10-466 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/06 19:04 ID...
Thread10-467 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/06 19:05 ID...
Thread10-472 名前:(○口○*)さん[sage] 投稿日:04/11/06 2...
Thread10-474 名前:(○口○*)さん[sage] 投稿日:04/11/07 0...
Thread10-475 名前:(○口○*)さん[sage] 投稿日:04/11/07 0...
Thread10-476 名前:(○口○*)さん[sage] 投稿日:04/11/07 0...
Thread10-480 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/07 06:31 ID...
Thread10-481 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/07 06:33 ID...
Thread10-482 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/07 06:36 ID...
Thread10-483 名前:でむぱ[sage] 投稿日:04/11/07 06:38 ID...
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***第1話
ここはプロンテラの南に広がる草原地帯。城下町の南門から...
ある地域に一人手に持ったナイフを振る一人のノビがいました。~
まだ冒険者になろうとノービスになって数日。彼女はアコライ...
一人黙々と経験値を積んでいました。~
「ふぅ・・やっとlvがあがったよぅ・・・」
「やっぱ力とか体力つけないとなかなか思うように敵をたおせ...
「それにやたらラブリーなモンスターばかりだから倒しずらい...
「でもがんばろう!立派な聖職者になってたくさんの人達を癒...
とひとしきり自分に気合を入れるもポリンにすらやられそうな...
わけも無く、休み休み一人で狩りをしていました。~
「あぁ・・やられちゃったー・・・・」~
ポリンから思わぬ一撃をもらってしまった彼女はそのばにへた...
俗にいうとナムってしまった。~
「ウウ・・・めげずにがんばろう・・何のためにここまできたん...
自分にいいきかせながらしばらくそのまま横になっている・・~
まわりには自分と同じようなノービス達がちらほら・・・~
複数でlvをあげてる人達や、高lvな人が面倒をみていたり...
「いいなぁ・・・・」~
ふと呟くと・・自分の頭から声がしました。~
「なむ〜」~
ふと見上げるとそこにはカートを引いた商人が立っていました~
「あ・・ナムありがとう・・・」~
「起き上がるかい?」~
といって彼はかばんの中からはっぱを取り出しました。「イグド...
瀕死の状態から復活させることのできる葉。本来そういった状...
がいないと無理なのだがこの葉っぱは誰にでも簡易的に使用で...
市場には多く出回っているというものやはり高価なものには違...
代物ではない。~
「あ、いや・・いいです。まだ私ノービスだし・・・」~
「それに弱いからまたやられちゃいますよ・・・」~
というのも聞かずに彼は彼女に葉をつかう・・・・~
「いいのいいの!」~
「俺もさ使って見たかったんだ。初物だったしね」~
と彼は言う~
「そんな!なおさらじゃないですか!こんな私にわざわざ高価...
「それにお礼できるほどゼニーもってないのに・・・・」~
彼女は申し訳なさそうにうつむく・・・~
「だからいいっていってるのにw」~
「それにアイテムは使ってこそなんぼでしょう。」~
「俺が君に対して使いたかったから・・それでいいの!」~
そういうとその商人は彼女の手を引いて木陰までつれてく。~
(・・・・新手のナンパかな?・・・・・だったらやだなぁ・...
(でも見たところ怪しい人でもなさそうだけど・・・・こうい...
(ちょっととまどっちゃうよ・・・・・)~
「ふぅ・・ここら辺でいいかな?」~
「見たところ・・魔法職になりたいような感じだけど何になる...
「その・・アコラというと彼はその場に座りおもむろにカート...
イトになりたくて・・・」~
「そうか〜・・・いい職業だしね〜まぁ初めのうちは辛いけど...
と言い手に持った人参を彼女に差し出す」~
「あの・・これは?」~
「あぁ・・人参だよ?」~
「いや・・見れば解りますけど・・・」~
「それを食べながらがんばれってことさw」~
「そんな・・こんなに・・・」~
「いいのいいの・・・それとほら・・・これも使えばいいさ」~
くたびれたブレードを彼女に持たせる~
「ちょっとボロいけどいまのナイフよりかは少しはマシだと思...
半ば強引に手わたされた人参と武器にすこし戸惑いながら彼女...
「ありがとう・・・言葉でしかお礼できないけど・・・ありが...
「だからいいのにw」~
「でも・・・あったばっかりの私になんでこんな親切に?・・...
彼女はすごくうれしかったが、心の中ではなにか見返りを期待...
素直に心から喜べない・・・~
「あぁ・・・そうかぁ・・・確かに怪しいとおもわれちゃうよ...
彼は遠くをみながら彼女に言う~
「実はさ・・・俺が君と同じノービスだった時にさ。同じよう...
「その人がさこう言ったんだよ」~
「お礼はいらないよ・・もしお礼がしたいのであれば私にじゃ...
同じことをしてください・・・ってね」
「今がまさにそれさw」~
「すごくかっこよかったなぁ」~
「だからさ・・君にってね・・・・」~
「おっと誰にでもってわけじゃないよ?・・・ただ一人ナイフ...
「なんだか放っておけなくってさ・・・」~
彼はテレながら頭をかきここで露店でもだすのか?せっせとカ...
「いい人ですねw・・・・・」~
彼女は微笑む~
「え・・?・・・」~
「あなたも・・その人もですよw・・・」~
「そ・・そうか!?・・ははは・・・・」~
彼女は外の世界に単身身をだしてから初めての人のぬくもりが...
ました。~
「やっぱり出てきてよかった・・・・」~
そう呟くと彼女はおもむろに立ち上がる・・・・~
「お?」~
「色々とありがとう御座いました!」~
「ならよかったw」~
「あと俺もまだlv低いからここら辺によく露店出したり収集...
「俺の名前は 製造 って言うんだ。気軽に声かけてくれよw」~
「わかりやすいだろw」~
「あはは。わっかりましたぁw」~
と言うと彼女は貸してくれた剣を片手に元気良く走っていくの...
陽気をのせた風が彼の髪をなでる・・・・~
彼からもらった一本の剣がその後の彼女の運命を左右すること...
セイゾウ「ちぇ・・あの子名前ききそびれちゃったな・・・・」~
~
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***第2話
翌日から彼女は商人から貰った剣をぶら下げて昨日の場所に...
腰に下げた剣は心地よい重量感と、鞘から抜いたときに発する...
ナイフといった短剣にはないリーチのながさ・・・・どれもが...
そしてなにより自分の中で変わっていたものがありました。~
―敵を倒したときの高揚感―
今までは持っていたナイフで斬るまでとはいかず突付いて敵を...
今は違う―~
重量があるためちゃんと柄をギュッっとにぎり。両足で大地を蹴...
そして剣の重みにまかせて目の前のモンスターめがけて振り下...
―ザシッ~
一振りでポリンが弾ける・・・~
「ふぅ・・・すごい・・・・」~
(なんだろう・・・すごく・・気持ちがいい・・・)~
昨日までは感じなかった彼女の中の別の何かが呼び覚まされた...
(次はもっと速く剣をふってみよう・・・・次はもっと力を込...
―その日は日が暮れるまで彼女は敵を倒し剣を振ることに没頭す...
私が初めて剣士子つくった時のこと思い出しながら書きました。~
剣士子とか騎士子が大好きで。ここの板みたときはすごく感動...
―次の日―~
予想通りというかわかっていたというか彼女は酷い筋肉痛に襲...
昨日とはうってかわってぶら下げた剣をずるずると引きずりな...
足取りおもく後にする。~
「うぅ・・・フトモモが痛い・・・二の腕が痛い・・・・」~
「昨日は帰ってからあちこちが痛み出してねむれなかったよ・...
「もっと逞しくならなきゃ・・・」~
ボーっとうつろな目をしながら街をうろつく・・・~
プロンテラ城下町―~
王国最大の首都。多くの人達が生活する活気に満ちた街である~
通路に並ぶ露店の数々・・・日用雑貨から滅多に手に入らない...
「ここは南十字大露店街。この国の流通と情報の中心地全ての...
を基準にされている―・・・・・か」~
彼女が手にしているのは「月刊転職マガジン○月号」~
「フムフム・・・・」~
彼女は本屋に陳列されているその本を手にとってしばらく立ち...
本屋の店主が咳払いをしながらこちらへ視線をなげているのに...
あわてて本を元にもどして店をでる・・・・~
「うう・・もうちょっと読みたかったな・・・・・」~
背中の鞄からお財布を取り出して中身の確認。~
「今日の人参代と宿屋代か・・・・・」~
「きょうは筋肉痛で体中痛いし・・・うう・・まともに稼げるのか...
街の活気とは裏腹に彼女はうつむいたまま城下町をでていつも...
歩きながら彼女はふと思いました。~
(このままアコライトに転職しちゃったら・・・もう剣は振れ...
いい加減筋肉痛がピークにたっした彼女は木陰にちょこんとす...
ポリンからでたリンゴをかじりながら自分と同じノービス達の...
「今気がついたんだけど・・・私一人なんだよなぁ・・・」~
そう呟くと、急にさびしくなり涙がでそうになった・・・~
彼女はうつむくがそれにこらえきれなくなってしまう。~
―・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・―~
「はっ・・・・」~
彼女はふと目を覚ます・・・・~
どうやらうつむきながらついつい寝ていたらしい。~
「やぁ目が覚めたかい?」~
「いやぁ〜寝ていたみたいだから起こすのも悪いかと思ってね」~
隣にいたのはこの間の商人のセイゾウ~
「あ・・・」~
少し驚いた表情を浮かべる彼女をみながら彼はタオルを差し出す~
「そこの水場で顔でも洗ってきなよ・・・・」~
「目が赤いけど寝不足かな?・・・」~
はっ!と彼女は気づき目の周りをごしごしこすり手渡されたタ...
いく。~
「あぁ・・変な顔みられちゃったな・・・・・」~
恥ずかしさでその後も彼女は彼に一言ありがとうと言うだけで...
彼のほうも何かあったのだろうと思いそれ以上触れてはこなっ...
「調子はどうだい?もうそろそろ転職できそうかい?」~
沈黙を終わらすように彼が話しかけてくる。~
「うん・・・もうちょっとですね・・・・ただ・・・」~
「ただ?」
「もらった剣を振っているうちになんだか・・・解らなくなっ...
「わからなくなった?」~
彼は何か意味ありげな彼女の言葉に首をかしげる・・~
「何かあったのかい?」~
その問いに答えることなく彼女は立ち上がり~
剣を構える・・・・~
「みてて下さいね」~
そう言うと彼女は目の前にいたポリンめがけて剣を振り下ろす~
「おお・・・けっこういい振りしてるんだねぇ」~
「型は自己流なのかい?妙に様になってたけど・・・・」~
彼女は振り向きながら彼に言います。表情はあまりよくなく複...
今でも泣き出しそうな表情。~
「私は・・・ホントはアコライトになりたいんです!」~
「なりたくて・・・家を飛び出したんです・・・」~
セイゾウは彼女の飛び出してきたという言葉に反応し少し驚く~
「君の両親は何をされてるんだい?」~
「・・・・・・・・・・・・・父が騎士です」~
「母はプリーストでしたが・・・・もう居ません・・・・」~
彼女はそのままうずくまる・・・・・~
「すまない・・・」~
彼もまずいことを聞いてしまったと思いながらなんとかフォロ...
なかなかうまくいかずただ沈黙の時間がつづいていくのであり...
***第3話
しばらくうつむいたままの彼女をこまった表情でみているセ...
どのくらい時間がたったのだろうか・・・彼女は一向に顔を上...
(まさか・・また寝てるんじゃ?・・・・)~
とおもった瞬間―~
彼女が顔をあげる~
「なんで・・商人になったんですか?」~
半分心が読まれたか?とタイミングのよさにドキリとするも彼女の思...
みるとなにかに酷く悩んでるいるのがわかる。~
「そりゃ・・なりたかったからだよ・・・」~
「それに・・・なにより大きいのは自分の作った武器を自分の...
もらいたいからさ」~
「それにウチの親父も鍛冶屋でね・・・全然売れない鍛冶屋だ...
「売れなかったけど・・・・剣を作るときの親父はカッコよく...
「あぁ、本当にやりたいことってコレなんだろうなぁって思っ...
立派な鍛冶屋になろう!ってきめたんだ」~
「ほんとは初めはマジシャンになりたかったんだけどね」~
「いまじゃならなくてよかったとおもってるくらいさ・・・」~
彼女はそれからずっとセイゾウの長い商人への転職のなれそめ...
自然と彼女から不安の表情が薄らぐ―~
それを察したのかセイゾウは話を切り返す。~
「要は、自分がなりたい職業になればいいのさ」~
「今の君は何がしたいんだい?」~
彼女は一瞬表情を曇らせる。おそらく悩んでいたのは転職のこ...
彼女の確信にせまる質問をする。~
「わ・・私は・・・・・剣を振りたい・・・もっと速く・・も...
「ずっと母さんみたいなプリーストになりたいと思ってた・・...
「父はすごく厳しくって・・・いつも私に自分の理想を押し付...
「それがすごく嫌で、母が居なくなってからもずっと・・・・...
「だから家を飛び出してきたんです・・・・」~
「なるほどね・・・・それでアコライトをというわけか。」~
「でも!ちがうんです!」~
いつの間にか彼女はセイゾウの目の前にまではってきていた・・・~
そして泣き出しそうに訴えかける。~
「頭では、なりたくないって思ってるのに・・・・」~
「剣を振るたびに・・・敵を倒すたびに・・・・体が反応しち...
「次はこうしてみようとか、もっと速く振るにはとか・・・」~
「無意識のうちに考えちゃうんです!」~
「どうしたらいいんですかぁ!」~
彼女はとうとうその場で泣き崩れてしまう・・・・~
無理もないだろう、騎士になるのが嫌で家を飛び出してきたの...
剣を振るうち、騎士の家系である父の血を色濃く受け継いでし...
正直に反応してしまう。頭ではわかっていても体が反応してし...
「ごめん・・。俺があの時剣なんて渡さなければ君はこんなに...
なかったかもしれない。」~
―そっと彼女の頭に手を添える~
セイゾウは自分の好意でやったことがこんなにも他人を悩ませ...
みなかった。まさしく小さな親切おおきなお世話とったかんじ...
(俺のせいか・・・)~
と思った瞬間彼女は顔あげて詰め寄る~
「あなたのせいですからね!わたしがこんなんになってしまっ...
またまた心を読まれたかのごとく超反応の発言にビビリながら彼...
その表情からはさっきまでの暗い表情はなく。むしろ吹っきれ...
「俺は・・ど・・どうすればいいかな?・・・・」~
汗ダクダクのセイゾウにさらに詰め寄って彼女は答える~
「あなたが作った剣を一番初めに私にくださいね!無償で!!」~
「しかも超強いやつですからね!!」~
彼女の瞳のなかの自分が見えるぐらいまでの至近距離まで顔が...
セイゾウも女の子の顔が自分の目の前までにくることははじめ...
なぜか鼻息が荒くなる自分が恥ずかしいと思いつつも彼女の髪...
香る石けんのにおいをさらに鼻息を荒くしてかぎ分けていた自...
といった感じだった。~
「おkおk!了解!・・・わかったよ・・・・」~
「だから、あまり顔近づけさせないようにね。俺の鼻息がかか...
と彼女を自分から引き離す。自分でも何を言っているかサパリ...
「剣をってことは・・・騎士を目指すのかい?」~
荒ぶる鼻息をおさえセイゾウは切りだす。~
スッっと彼女は立ち上がる~
視線の先には遥か向こうにある都。「イズルード」~
「騎士っていっても色々あると思いますからね。」~
「私は、父とは違ったまた別の騎士になります」~
「父親と同じ職業でギャフンと言わせてやるんだから!」~
理由はなんにせよ彼女がたちなおってくれたのは嬉しいことだ~
セイゾウは彼女が騎士になったすがたを妄想しながらこたえる...
「イイ騎士になるよ・・・きみは・・」~
そういうとセイゾウはカートから読みかけの雑誌を彼女に手渡...
―月刊転職マガジン○月号―~
「これに剣士への転職手順とか乗ってるからさ後で読んでおけ...
「今度イズルードまでの道案内するから、明日は足りない経験値...
というと彼女は得意げにセイゾウにいい返す。~
「今日中に経験値つんじゃうから行くのは明日にしましょう!」~
彼女は自然と痛みが取れていた自分の体に何にも違和感を感じ...
ブンブン剣を振り回します。この時から剣士系特有の能力である...
備わっていたことに気がつくのはまだ先のことでした。~
「あ、そういえば!」~
「君の名前・・・・・まだ聞いてなかったよね?」~
「なんていうの?」~
突然思い出したセイゾウは彼女に聞く。~
「あれ?・・・まだでしたっけ?・・・アハハ・・」~
モジモジといいづらそうにする仕草が妙にかわいかった~
「その・・s子です・・・・」~
その声は小さくて聞きとれない・・・・~
「ん?聞こえないよ?」~
「ほら、今後の連絡のためもあるとおもうしいちを聞いておき...
そういうと彼女は一呼吸してセイゾウに答えます。~
「騎士子です!!」~
「どお?わかりやすいでしょう!!」~
顔を真っ赤にしながら答える~
「素敵な名前だね。」~
やっぱり君の両親はこうなることをはじめからわかってたんじ...
と心の中でつぶやきながら彼女を見る。~
俺のセリフパクられた・・・・~
程なくして彼女は剣士に転職いたしました。~
徹夜してつくったりしてしまいました・・・・~
―完ー~
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